MITSUBISHI　eKスポーツ

　ここでは、ｅＫワゴンの登場から約１年を経て追加されたスポーツモデルの「ｅＫスポーツ」について紹介します。
　ｅＫワゴンのカーチェックで基本部分は紹介しましたので、ここではスポーツ専用装備などを中心に見ていくことにします。
　ｅＫスポーツにはターボモデルの「Ｒ」とＮＡモデルの「Ｚ」があり、それぞれに２ＷＤと４ＷＤが用意されます。
　取材した車は「Ｒ」で、メーカーオプションのＨＩＤがついています。

　とにかくインパクトのあるフロントマスクです。
　とてもｅＫワゴンがベースになっているとは思えませんね。
　直線基調で非常にシャープな印象があります。
　前に立つと、それほど大きく見えるわけではないのですが、一体型バンパーによる押し出し感はタダモノではないです。
　バンパーラインもかなり低く、標準装備のバンパーとしては軽の中で最も派手ではないでしょうか。
　また、こうやって見てもはっきりわかるほどのフェンダーの膨らみが、さらにワイド感を強調しています。

　斜めから見ると、フロントバンパーの一体感がよくわかりますね。
　ボンネットの先端からライト、バンパーまでが一つの面で構成されていて、他車のようにバンパーの段差がありません。
　車というよりもロボット的な印象さえ受けます。
　ちょうどボディカラーがブラックということもあって、非常に引き締まっていてかたまり感があります。
　最近は黒い車をあまり見なくなりましたが、この車は黒が似合いますね。

　横から見ると確かにｅＫワゴンだなという気がしますが、アルミホイールが１４インチにサイズアップされ、より安定感が増しています。（Ｚは１３インチになります）
　前後ともバンパー形状を変更することでフェンダーの膨らみをさらに強調し、足まわりを強化したスポーツモデルであることを主張しています。
　キャビンスペースが大きな実用性重視の車なのですが、こうやって見るとスポーティに見えるものですね。
　ボディカラーは全１０色を用意していて、赤や黄色のソリッドカラーもよく似合いそうです。

　斜め後ろからのビューです。
　黄色いナンバーがついていないせいもありますが、軽とは思えない堂々とした雰囲気が漂います。
　標準装備のルーフスポイラーも控え目で良いですね。
　クリアタイプのテールランプに合わせてハイマウントストップランプもクリアタイプになり、さらに質感が向上しました。
　バンパー下部の両端に設けた反射板は赤のまま（法律上クリアにはできない）ですが、他のランプがクリアになったことでこの反射板がより強調されて、ロー＆ワイド感がさらに増しています。
　サイドウィンドウとドアサッシュとの段差もあまり大きくなく、サイドは非常にきれいな面処理になっていますね。

　リアビューは、バンパーラインがさらに低くなったことによって、よりスクエアなイメージになり、がっちりとした印象になりました。
　大きなマフラーカッターはスポーティな走りを予感させます。
　実はこのマフラー、マフラーカッターがついただけではなく、走行中の揺れを極限まで抑えることでノイズをカットし、静粛性の向上に貢献しているのだそうです。
　リアビューもフェンダーの膨らみが強調されて迫力があります。

次は専用の外装パーツを細かく。