(2013/6〜) 取材日:2013/6/7
NISSAN デイズ(B21W)
(三菱 eKワゴン、eKスポーツ)
[外観 外装パーツ インパネ周り 収納 シート周り 荷室&試乗レポ]
日産が軽自動車市場に参入してから11年余りになりますが、今まではずっとスズキや三菱からのOEM車を販売してきました。 しかし、今回発売された「デイズ」は、今までとは違い、日産が開発段階から関わった初の軽自動車となります。 三菱との協業による開発なので、純粋に日産製というわけではありませんが、日産らしさが随所に見られる車となっていて、日産が軽自動車の販売に本腰を入れ始めたことがうかがえます。 では、どんなところが日産らしいのか、早速詳しく見ていくことにしましょう。 三菱の「eKワゴン」「eKスポーツ」とは兄弟車という関係になりますので、eKシリーズの購入を検討している方もこちらを参考にしてください。
なお、今回もこのコーナーは写真メインで文章は短めの構成にしてお届けしています(今後もカーチェックは写真メインのコンテンツにしていきます)。 また、内容については取材日時点のものであり、装備内容などはグレードによって異なりますので、あらかじめご了承願います。
薄いヘッドライトと大きなメッキグリルが特徴のフロントマスク。 写真ではNボックス並みの押し出し感に見えますが、実物はそれほど大きく見えるようなデザインではなく、どちらかというと上品な印象です。 こちらは上級モデルのハイウェイスターで、eKカスタムの兄弟車になります。 おとなしい顔つきのノーマルモデルは、最終ページに写真を載せています。
全高は1620mmで、ワゴンタイプの中では低め。 ちょうどムーヴと同じくらいのサイズで、全体的な印象も似ているので、直接のライバルはムーヴということになるでしょう。
ホイールベースは2430mmで、ムーヴより25mm短く、車両重量は820kgからとほぼ同じくらい。 燃費も29.2km/Lでクラストップを実現していますが、これもムーヴとは0.2km/L差なので、両車はスタイルも性能も非常によく似た存在と言えます。 ただ、注目装備や走りについてはかなり違いがあります(詳しくは後述)。
最近の軽自動車はスペース重視が主流なのですが、この車は珍しくデザイン重視の車で、ボディサイドのプレスラインも深く、他の軽にはないボンネットからドアミラーに続くプレスラインもこの車の存在感を高めています。 リヤ周りもかなり凹凸があり、平面的なデザインとなっている他の軽よりプレミアム感があります。
下半身にボリュームを持たせたデザインにより、ワゴンタイプながら非常に安定感のあるリヤビュー。 ルーフの絞りもやや強めなのでとてもスタイリッシュですが、ワゴンRなどと比べると少し小さく見えます。
次は、エクステリアのパーツを細かく見ていきましょう。
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